partimageでバックアップ

手元にKNOPPIXがあるので、partimageを使ってCドライブのバックアップをとることにする。

使用するKNOPPIXはバージョン6.4.4。partimageを使うだけなら、CD-ROM版でよい。バックアップをとるには、あらかじめバックアップ保存先のパーティションをマウントしておく必要がある。KNOPPIXなら、ファイルマネージャでデバイスをクリックするだけでマウントできる(バックアップ元となるパーティションは、アンマウントしておく必要がある)。

コマンドシェルでpartimageを起動すると、以下の画面が現れる。

「Partition to save/restore」で対象のパーティションを選択する。「Image file to create/use」で、イメージの保存先をフルパスで指定する。「Action to be done」では、今回はバックアップなので「Save partition ...」を選択する。partimagedを使えば、ネットワーク経由でもバックアップできるようだが、今回は使わない。また、公式ページにはSambaやNFSでも可能であることが書かれている。 入力が完了したらF5キーを押す。

上の画面で、圧縮や分割の設定を行う。圧縮は、デフォルトでGzipが選択される。分割は、デフォルトでは2GBに分割されるが、今回はHDDに余裕があるので、「Automatic split」を選択する。「If finished successfully」では、partimageを終了させる オプション「Quit」を選択しておく。全てよければF5キーを押す。

この後、コメントの入力画面を経て、パーティションのチェックが行われる。チェックが完了すると実際にイメージの作成が行われる。なお、バックアップ対象のパーティションNTFSの場合、NTFSは完全なサポートではないことが警告として表示される。公式ホームページを見る限りでは、断片化がひどかったり、圧縮したりしている場合をのぞき、ほぼ問題なくバックアップ/リストアを行えるようである。

今回の場合、AthlonX2 3.2GHz、Cドライブ使用量約43GBで、約40分ほどで処理が完了した。イメージは約20GBに圧縮された。

NTFSについて不安が残るが、問題がある場合はバックアップ中に検出されるようなので、壊れたイメージが保存されるということはほとんどなさそうだ。どうしてもNTFSで問題が出る場合は、EASEUSにもバックアップツールがあるので、そちらを使うという手もある。